「家事をやりたくない」「めんどくさいから誰かにやってもらいたい」と、思う瞬間があるでしょう。育児に追われている、一人暮らしでなかなか家事をこなすのが億劫になっているなど、家事をしたくない理由は人によってさまざまです。
この記事では、無理して家事をがんばる危険性や、家事をしたくないときの裏ワザを解説します。
最後まで読めば、苦手な家事でやる気をだせる方法がわかります。つらい家事を少しでも楽にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
家事は生活するうえで必須です。買い物・料理・掃除・洗濯・ゴミ出しなど、数えるときりがありません。毎日の家事に対して「したくない、めんどくさい」と感じる場面もあるでしょう。
この章では、家事をやりたくなくなってしまう原因について解説していきます。
家事をしたくないと思う原因の1つは、家事には終わりがないことです。定期的な掃除や片付けなど、細かく分類するとキリがありません。
料理だけでも以下のような工程が挙げられます。
レシピを考えて、料理をするだけが家事ではありません。調理後の食器の片付けなども含まれます。仮に1週間の作り置きが必要な家庭は、「料理」だけで1日中かかってしまうこともあるでしょう。
また「名もなき家事」といわれる作業も多いです。例えば、タッパーの蓋と入れ物をあわせたり、次に使いやすく整理したりするなど、作業を細かく分類すると、1日に100種類以上こなしている方もいます。
頑張っても誰も褒めてくれない・家事に見合った対価を得られないことも家事をしたくないと思う理由です。
仕事の場合は、対価としてお金を受け取れます。また、誰かの仕事を手伝うと「ありがとう」などの感謝の言葉ももらえます。
一方で、家事は頑張っても褒められることは滅多にありません。生活をするうえであたり前と思われているからです。誰にも認められないうえに、対価が得られないと家事に対してやる気がでないのは当然かもしれません。
共働き世帯や子育て世帯の方が、仕事・育児で疲れ切っているのも、家事をめんどくさいと感じる原因です。
疲れていても、生活に必要な家事を義務感でなんとかこなしているのが現状です。仕事や育児に加えて家事をするとなると、やりたくない気持ちになるのも無理はありません。
夫婦や同棲カップルの場合、パートナーが家事をしてくれないケースもあります。2人で家事を分担するときと比べて、負担が圧倒的に違います。自分で2人分の家事をこなすのは、負荷が大きくストレスを感じがちです。
また、関係性によっては「家事をしてほしい」と言いだしにくかったり、言葉で伝えても手伝ってくれなかったりするパターンも多くあります。
家事をしてくれないパートナーに対して、「自分ばかりが家事をしている」と不満がたまり続け、家事が嫌になっていく方も多いでしょう。
体調不良のときは、身体が思うように動かせず、普段より家事をしたくないと感じやすくなります。身体の状態によっては、家事をやりたくてもできない場合もあるでしょう。
特に女性の場合は、生理や更年期障害などの症状によって体調不良が続き、家事ができない状態になってしまう方もいます。
毎日家事をしていると、専業主婦・主夫でもやる気がでない日はあります。やってもやっても終わらない家事に、気持ちが乗らないときがあるのは当然です。
また、家事を一手に引き受けているので、滞ると毎日の生活リズムを乱すのではないかと責任を感じている方もいます。
責任感から無理をし過ぎると、うまく息抜きできなくなり、家事に対してモチベーションが下がる場合もあるでしょう。
家事に対して、やらなきゃいけないのにやる気がでなくてめんどくさいと感じることは、誰もが経験しているのではないでしょうか。
この章では、やる気をだして家事に取りかかるコツを6つまとめました。家事をやりたくないと感じるときに、一つずつ試してみましょう。
好きな音楽を聴きながら家事をすると、やる気がでやすくなります。テンションが上がる曲を聴いて、家事に取りかかるとよいでしょう。
テンポが速い曲をかけて作業すると、作業スピードも速くなりやすいです。曲に合わせて、手を動かせれば家事の効率も上がります。
家事をする前に、ご褒美を決めるとやる気がでやすいです。
例えば、映画をゆっくり見る、お気に入りのアロマを焚くなど、家事が終わったあとのちょっとした楽しみを作るとよいでしょう。褒めてもらえない・対価が得られないと不満に感じている方にはとても有効な方法です。
家事は、いっきに終わらせようとしないほうがやる気がでます。膨大な家事を全部終わらせようとすると、完了するまでのイメージが湧きにくくモチベーションが下がります。
少しでも家事を終わらせるためには、初めに最低限の家事を洗いだして、手軽に済ませられる作業から取りかかりましょう。完璧に終わらせようとすると途方もない家事の量にうんざりしますが、3つ程度であれば重い腰も自然と上がるでしょう。
掃除や片付けに取りかかるときは、理想の家を想像するとモチベーションが上がりやすくなります。
掃除や片付けは、目標を持たないとやる気がでにくいです。理想の状態を目標としてイメージすると、現実とのギャップを埋めようと知らず知らずのうちに頑張れます。
ただし、現実とかけ離れすぎている場合は、目標のハードルを下げたほうが良い場合もあります。例えば、ゴミ屋敷からまったく物がない部屋を意識すると、何時間かかるのか想像しにくくやる気を失いやすくなるので注意しましょう。
友達を自分の家に招待する日を作るのは、家事をやる理由づけとして効果的です。
部屋が散らかっている場合には、「友達に部屋を見られるからきれいにしなければならない」と、掃除をするきっかけになります。また、料理をふるまう場合は、洗い物や買いだしをするためのやる気につながります。
1人や家族だけだと家事を怠けてしまいがちですが、第三者が関係するとモチベーションが上がりやすくなるでしょう。
時間を決めて家事をするのは、やる気を維持するのにとても有効です。始めと終わりの時間の両方を決めるのがベストです。
ただし、両方を決めるのが難しい場合は、終わりの時間だけ設定しましょう。家事を切り上げる時間が決まっていると、集中力が増して家事の効率が上がります。
もし、終わりの時間も決めにくい場合は、生活リズムから逆算しましょう。パートナーが帰宅するまで・子どもの送迎時間までなどと、タイムリミットを決めて家事に取りかかると効率的に進められます。
家事は日々の生活に必須です。真面目に取り組むのはよいことですが、頑張り過ぎると危険な場合があります。
この章では、無理して家事をするとどのようなトラブルが起きるのかを解説します。
やりたくない家事を無理にがんばると、家族との関係性が悪くなる可能性があります。特に、パートナーが家事をしてくれない不満をずっと抱えて1人でこなしている場合は、積み重なった不満が一気に爆発してケンカになるケースもあります。
家族関係を良好に保つうえでも、家事のやり方や分担について家族と話し合うようにしましょう。
家事をしたくないのに、無理に頑張り過ぎていると、仕事や育児に影響がでる可能性があります。
常に疲れが溜まっている状態では、仕事に集中できなかったり、子どもの世話をしたりするのが難しい場面もでてきます。
家事のせいで仕事や育児がうまくいかなくて、ストレスを溜めてしまわないように、家事の方法を工夫するとよいでしょう。
家事を頑張り過ぎると、身体に異変が起こって日常生活に支障をきたす可能性があります。日々たくさんの家事をこなしていると、心身ともに疲れが溜まるのは当然です。
結果的に、眠れなくなったり、食欲がなくなったり、毎日の生活に必要な行動に影響する場合があります。
家事を頑張りすぎた結果、精神的に辛くなる方もいます。特に完璧主義の方は危険です。家事に加えて育児や仕事も完璧にこなすのは難しいため、どこかでミスがでてしまうでしょう。
そのため、心身の疲労から、ケアレスミスを連発してメンタルが弱る可能性があります。家事の頑張りすぎが原因で、うつ病などの心の病気を発症する可能性も考えられるので、ときにはリフレッシュする時間も必要です。
日々頑張り過ぎて疲れが溜まっているときや、体調が良くないときなど、どうしても家事をしたくない日は必ずあります。
そんな方に、家事をしたくないときの裏ワザを5つ紹介します。休む時間を作るときの参考にしてください。
したくない家事は、100%を目指して完璧にするのをやめて、手を抜きましょう。例えば、いつも隅々まで床掃除をしているなら、部屋でよく通るところを拭くだけにしてはいかがでしょうか。
また、毎日料理をしているなら、たまにはお惣菜を買ったり、宅配を頼んだりしてもよいでしょう。
家事がめんどくさいなら、便利家電を利用しましょう。代表的な製品は、以下のとおりです。
上記の家電は時短家電ともいわれ、導入すると家事の負担を大幅に軽減できる可能性があります。家事の時間を短縮できるため、心の余裕にもつながるでしょう。
家族で話し合って、家事の分担を見直すのも大事です。自分がすべての家事を担当する必要はありません。
例えば、出勤・通学前のゴミだし・食器洗い・掃除機がけなど、誰か1人に家事の負担が偏らないように振り分けましょう。
分担表を家族が毎日見るような場所に貼りだしておくと、担当する人と家事の内容がわかりやすくなるので、家事分担のひと工夫におすすめです。
家事をやりたくないと感じているなら、友達と共有しましょう。「無理して細かい作業をやり過ぎていた」「もっと簡単な方法がある」など、気づきを得られるからです。
また、洗濯物を畳むのがめんどくさいと思って相談したら、「シワにならない下着は畳まずに丸めて箱に入れる」「ハンガーのまま取り込むと畳まなくていい」など、具体的なアドバイスをもらえる場合もあります。
友達と家事の悩みを共有することは、家事の取り組み方を見直すためのヒントにもなるでしょう。
家事をしたくないときには、家事代行サービスを利用するのも一つの方法です。
家事代行サービスを利用すれば、自分のかわりに家事が得意な主婦スタッフや専門資格を持ったスタッフが家事をしてくれます。そのため出張で家を空けるときや、料理をする時間が取れないときに利用すると便利です。
また、おまかせする家事の範囲も自由に決められます。自分の苦手な家事をピンポイントで頼めたり、家全部の掃除をおまかせしたりと、利用する状況に合わせて選べるので便利です。
今回の記事では、家事をしたくないときの原因・やる気をだす方法・裏ワザについて紹介しました。日常生活を送るなかで、家事をやりたくないときも多いでしょう。
家事がめんどくさいときは、紹介した裏ワザを試してみましょう。なかでも、家事代行サービスの利用がおすすめです。仕事や育児で疲れている場合や体調不良で動けない場合でも、掃除や料理などの家事をひと通り済ませてもらえるからです。
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